インプラント治療に必要なアバットメントとは?
インプラント治療にはインプラント体と上部構造(かぶせもの)を
連結させるアバットメント(上部構造の土台となるコンポーネント)
が必要となってきます。
当医院では各患者様の状況を考え、
強度・機能性・審美性のベストな方法でご提案します。
インプラントとは、顎の骨に埋める(インプラント体)と、失った歯の代わりとなる上部構造(人工のかぶせもの)と、インプラントと人工のかぶせものを連結させるアバットメント(土台)の3つの部品で構成されています。
当医院では患者様の状態を第一に考え、色々な選択肢をご用意させていただきました。
アバットメントの重要性
アバットメント(土台)はただ上部構造(人工のかぶせもの)を連結させるだけのものでもありません。 アバットメント(土台)の主な役割としては以下のようなことが挙げられます。
その1
審美的に目立ちやすいので、選択が重要になってくる。
その2
アバットメントを使用することにより、インプラント自体の強度を助ける。噛む力を補正出来る。
その3
骨に入っているインプラントの角度と、噛む方向を補正出来る。
その4
上部構造(人工のかぶせもの)を保護する。
アバットメントを使用する時期
アバットメントは通常、インプラント体を骨に埋入してから3~6カ月待ち、インプラント体と骨が結合してからアバットメントを使用します。
それ以外に
・インプラントを一回法で手術する場合に使用します。
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・歯を抜いてすぐにインプラントを埋入する方法で使用します。
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・仮歯を入れたい時に使用する時
となります。
インプラント体とアバットメント(土台)との連結方法
インプラント体とアバットメントを連結する為にはネジを使用し締結します。
長時間使用していると咬合の力によりネジが緩む可能性もあるので定期健診で調整致します。
アバットメントにはさまざまな種類の金属があります。
特徴 メリット デメリット の3項目で分けました。
チタン合金 金合金 ジルコニアの特徴
チタン合金
特徴
強度が強く、錆びにくく、生体親和性が高い金属
メリット
耐久性が高く破折しにくい
デメリット
上部構造(人工のかぶせもの)とアバットメントを連結する際、金属部が見えて審美的に良くない
金属合金
特徴
金などを合金した金属
メリット
硬すぎず、柔らかすぎず 適合が良い
デメリット
上部構造(人工のかぶせもの)とアバットメントを連結する際、金属部が見えて審美的に良くない チタン合金と比べ割高になる
ジルコニア
特徴
金属を一切使用しないため、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配が無く、強度も強い
メリット
最高の審美性を手に入れられる 金属アレルギーに有効
デメリット
歯より硬いため、周囲の歯やかみ合う歯を痛めることがある。
上の写真が実際に口腔内にアバットメントを入れた写真となります。
左が金属で右がジルコニアとなります。
赤い丸に上部構造(人工のかぶせもの)がはいります。
アバットメント(土台)の種類
歯肉のスペースを確保するアバットメント チタン合金製
半オーダーメイドのアバットメント チタン合金製
Hex-Lock アバットメントはチタン合金製で、セメント固定式の時に使用します。
角度がついているアバットメント チタン合金製
アングルドアバットメントは、インプラントが骨に入っている角度と、噛む方向を補正出来るアバットメントです。
完全オーダーメイドのアバットメント 金属合金製
Gold-Lock アバットメントは、患者様の状態でオーダーメイドで作成するアバットメントです。自由に土台を形成することが出来ます。
義歯などをネジで固定するアバットメント チタン合金製
テーパードアバットメントカラーはバーオーバーデンチャーのを使用する時などに使用します。
義歯をボールで固定するアバットメント チタン合金製
ボールアバットメントカラーはボールアバットメントオーバーデンチャーで使用するアバットメントです。
審美性の高いアバットメント ジルコニア製
審美性を高めたい場合に使用するアバットメントです。
あべひろ総合歯科は、地域貢献のため、新患さん・急患さんを随時、受け付けております。
地域の支援と患者さん一人ひとりをしっかり診ていく、という診療方針を掲げ、近隣の流山市や草加市、都内などからも来院頂ける歯科医院に成長してきました。
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