マタニティ歯科
マタニティ歯科は、妊婦さんと赤ちゃんの力強い味方。
赤ちゃんの安全を第一に考えた治療を行うのはもちろん、
出産まで安心して過ごしていただけるよう、
妊娠期特有の口腔ケアやアドバイスを行います。
東松戸総合歯科クリニックの妊婦への3つの対応
レントゲン撮影への配慮
従来の1/10程度のX線量で撮影できるレントゲンを導入。
妊婦さんにも赤ちゃんにもリスクはほとんどありません。
歯科治療では、レントゲンを使わないと正確な診断・処置ができない場合があります。レントゲンと聞くと、お腹の赤ちゃんへの影響が気になる妊婦さんも多いと思います。しかし、歯科で用いるレントゲンは口腔付近を撮影するため、お腹の赤ちゃんにX線が当たる心配はありません。
なお、当院では先進的なデジタルレントゲン機器を導入していますので、従来の1/10程度のX線量で撮影できます。さらに、撮影時にはX線を1/100程度まで減らせる防護用エプロンを着用しますので、安心して撮影していただけます。
従来の1/10のX線量で撮影可能
麻酔・お薬への配慮
使う場合、お薬を処方する場合も、
妊婦さんと赤ちゃんへの安全を第一に考えます。
歯科治療では局所麻酔を用いることがありますが、使用量が少なく、注射した部分でほとんどの成分が分解されるため、お腹の赤ちゃんへの影響を心配する必要はありません。当院では、血管収縮薬が含まれない麻酔薬を使うことも可能です。ただし、局所麻酔でアレルギーを起こしたことのある方や、気分が悪くなったことがある方は事前にお申し出ください。
また、妊娠中はお薬を飲まないに越したことはありませんが、どうしても必要な場合は処方することがあります。ただし、歯科で処方するお薬は、基本的に長期にわたって服用するものではありませんし、お薬自体も比較的安全です。当院では、妊婦さんに安全なお薬を選んだうえ、必要最低限の量で処方しております。
局所麻酔の使用量が少ないのでほとんどの成分が分解されます
どうしても必要な場合は安全なお薬を処方します
つわり・体調への配慮
妊婦さんの負担を最小限にできるよう、
様々な工夫をして治療を進めていきます。
歯やお口にトラブルが起きていても、「妊娠中は歯科治療を受けるのは良くない」と考えて、我慢してしまう妊婦さんは多くいます。しかし、急に痛みが出るなど、急を要する事態になることも少なくありません。そのような場合でも、当院では妊婦さんに安心して治療を受けていただけるよう最大限の配慮をしております。
大きなお腹では仰向けなどの体勢がつらくなりますので、ドクターが立って施術をするなど、妊婦さんが楽な体勢で治療を行います。また、つわりでつらい場合も、休憩をしながら少しずつ治療を進めていきますのでご安心ください。
妊婦さんに無理のない体制で治療いたします
マタニティ歯科とは?
マタニティ歯科は、妊婦さんと産まれてくる赤ちゃんのお口の健康に配慮した歯科治療です。妊娠中は免疫力が下がるため、普段より口腔内のトラブルが起きやすくなります。加えて、妊娠初期はつわりなどもあり、日々の口腔ケアも怠りがちになります。
マタニティ歯科は、お腹の赤ちゃんの安全を第一に考えた治療を行うのはもちろん、10ヵ月という長い妊娠期間を安心して過ごしていただけるよう、妊娠期特有の口腔ケアやアドバイスを行っていきます。また、出産後には、妊娠中にできなかった歯科治療や、赤ちゃん向けの口腔ケア・アドバイスをさせていただきます。
妊娠中ほど口腔内のトラブルが起きやすくなります
マタニティ歯科を受診するタイミング
出産予定の1ヵ月前までは、治療・ケアが可能ですが、妊婦さんの症状・状況によっては治療を制限する場合があります。以下を目安にしてください。
妊娠初期:妊娠1~4ヵ月頃
この時期はつわりもありますので、急を要さないケア・指導などを中心に行います。痛みがひどいなど、急を要する場合は対応しますが、流産のリスクを回避するためにも大きな治療・処置はなるべく避けます。
妊娠中期:妊娠5~8ヵ月頃
この時期は安定期なので、歯科治療を受けるのに大きな問題はありません。特別な症例を除き、通常の治療なら受けることができます。気になる症状があれば、この時期に治療を済ませておきましょう。
妊娠後期:妊娠9ヵ月~
この時期は、いつ陣痛が始まってもおかしくありません。治療中の刺激が子宮収縮の原因となって、早産につながってしまうケースを避けるため、歯科治療は控えるべきです。妊娠中期のうちに治療を済ませるか、産後、落ち着いてからの治療をおすすめします。
妊娠後期に入る前の安定期に治療を終えておきましょう
妊娠中に起こりやすいお口のトラブル
歯周病(妊娠性歯周病)
歯周病菌の中には女性ホルモンを栄養源として増殖する菌があります。そのため、女性ホルモンが増加する妊娠中は口腔内の歯周病菌が活発になり、歯周病(妊娠性歯周病)にかかりやすい傾向にあります。
「歯周病くらい大したことはない」と考える人もいますが、妊婦さんが歯周病になると、取り返しのつかないことになる場合があります。妊婦さんの口腔内にいる歯周病菌は、血流に乗って胎盤や子宮へと運ばれていきます。そうなると、子宮収縮を促す成分が急増したり胎児の成長に影響を及ぼしたりする結果、早産・低体重児出産を引き起こすリスクが高まるのです。歯周病にかかっている妊婦さんは、そうでない妊婦さんに比べて、早産・低体重児出産のリスクが約7倍になるというデータもあります。
元気な赤ちゃんを出産するため、妊婦さんは絶対に歯周病を予防しなければいけません。歯周病予防の基本は毎日の歯磨きです。妊娠中はつわりなどで歯磨きがつらい時期もありますが、マタニティ歯科を受診しながら、できるだけ口腔内を清潔に保ちましょう。
妊娠性歯周病
歯周病が出産に及ぼす影響
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お口の中の細菌が誤嚥や血液を経由し全身へと流れ疾患を起こします
むし歯
20~30代の日本人女性がむし歯にかかる率は非常に高いです。妊婦さんとなると、つわりの影響などでますますお口の環境が悪くなり、リスクはさらに上昇します。むし歯は、細菌が出す酸によって歯が溶かされる病気なので、妊娠中は極力、酸を中和させるように口腔内環境を整えていく必要があります。
むし歯
妊娠性エプーリス
妊娠中は、歯茎に腫れ物のようなものができることがあります。発生頻度は0.1~5%ほど。歯石や合っていない被せ物が原因で起こることが多いとされています。
妊娠性エプーリス
智歯周囲炎(親知らずの女性)
親知らず(智歯)は、半分だけ生えたり斜めに生えたりすることが多く、むし歯・歯周病のリスクが高い歯です。特に、妊娠中は腫れや痛みが出やすいので注意が必要です。むし歯・歯周病を予防するためにも、状況によっては、安定期に親知らずを抜歯したほうがいいケースもあります。
智歯周囲炎
産後は親子でむし歯予防を!
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌は存在しません。小児のむし歯の原因は、母子感染がもっとも多いと言われています。食事中、お母さんが使ったスプーンでご飯をあげたりすると感染してしまうため、避けるべきですが、日頃のスキンシップでも母子感染するリスクはあります。
お母さんの口腔内にむし歯菌が少ない状態であれば、母子感染のリスクを下げることができます。出産までにしっかりと口腔ケアをして、赤ちゃんを迎える準備をしておきましょう。
むし歯の母子感染を予防しましょう
対象者モデルケース
妊娠中だけどむし歯治療を受けたい
時期にもよりますが、マタニティ歯科であれば妊婦さんのむし歯治療も可能です。レントゲンや麻酔・お薬などは、妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにも影響のないように配慮しながら治療を行いますので、安心してご来院ください。
Aさん 20代女性
妊婦イメージ
妊娠中だけど歯周病かも……
妊婦さんが歯周病になると、早産・低体重児出産のリスクが高まります。もし、歯周病の疑いがあるなら早急に歯科医院を受診しましょう。歯周病を治すことが、元気な赤ちゃんを生むことにつながります。
Bさん 30代女性
妊娠性歯周病
つわりがひどくて歯磨きができない……
妊娠中、歯磨きなどのホームケアが難しくなってきたら、マタニティ歯科を受診してください。妊婦さんの負担が少ない方法で口腔内のケアをしていきます。清潔な口腔内を維持してむし歯・歯周病を予防しましょう。
Cさん 20代女性
つわりイメージ
あべひろ総合歯科は、地域貢献のため、新患さん・急患さんを随時、受け付けております。
地域の支援と患者さん一人ひとりをしっかり診ていく、という診療方針を掲げ、近隣の流山市や草加市、都内などからも来院頂ける歯科医院に成長してきました。
基本を忘れず、すべての患者さんに対して、そして自分自身に対して正直でありたいと考えております。お口のことなら何でもお気軽にご相談ください。