入れ歯が安定しないでお悩みの患者様に、にぴったりの解決方法があります。
それはインプラント義歯（オーバーデンチャー） です。

・入れ歯が安定せず、しっかり噛むことができない
・会話をしている時に外れることがある
・歯ぐきに当たって痛みを感じる
などのことを感じたことはありませんか？

そのような患者様のお悩みを改善出来る方法として、インプラント義歯（オーバーデンチャー）と呼ばれる、インプラント治療があります。

義歯とは異なり、顎の骨に固定源（インプラント）があるので動いてしまうこともありません。

通常、2～6本のインプラントを固定原として利用します。
このインプラントを固定源に、義歯を強固に維持・安定させることができます。

患者様自身で入れ歯を取り外しができ、管理がとても簡単で使いやすい入れ歯です。
ブラッシングが苦手な高齢の患者様や、入れ歯でお悩みの患者様にとって最適な方法です。

インプラント義歯（オーバーデンチャー）のメリット

入れ歯がインプラントで固定されるため、しっかり噛むことができます

固定式のインプラントと比べると安価で本数も少ないので、治療費の総額を抑えることが可能です。

患者様自身が自由に取り外しできるため、メンテナンスが簡単です。

大きな手術を必要としないため、身体への負担が少ない治療です。

入れ歯とインプラント義歯（バーオーバーデンチャー）を比較

入れ歯

【構造】
顎提粘膜で噛む力を支持する。
入れ歯は、顎堤粘膜に吸盤のように吸着させて固定しています。

【メリット】
・治療期間で最低限の咀嚼機能の回復がのぞめる。
・保険が適応している入れ歯がある。
・インプラントなどに比べて安価である。

【デメリット】
・入れ歯が完全に安定しないため、しっかり噛むことができない。
・会話をしているときに、不意に外れることがある。
・歯ぐきにあたって痛みを感じることがある。
・食事の際に食べ物が詰まりやすい。
・見た目が良くない。
・口臭の原因になる
・しゃべりにくい。
・違和感がある
・壊れやすい。

最大の問題点は、たった数年の使用で入れ歯が安定しなくなること。
理由としては、歯がなくなることによって、噛む力の刺激が顎へ届かなくなるために、骨が退化して変形していく事です。 結果、入れ歯が合わなくなってしまいます。

このようなことが原因で、入れ歯が、壊れたり・合わなくなったり、外れやすくなったりなど、多くのお悩みを抱えることになるのです。

バーを土台にした入れ歯（バーオーバーデンチャー）

【構造】
上顎もしくは、下顎に歯が無い患者様が対象の処置です。
左右対称にインプラントを埋入し、金属のバーを橋渡しして連結し、その上に義歯を装着させます。インプラントの義歯を考えていただければイメージしやすいと思います。

【メリット】
・通常の義歯と比べ、安定性が格段に高い。
・義歯の取り外しが可能で、メンテナンス性が高い。
・介護者の負担を軽減できる。
・顎の骨の退化の予防。


【デメリット】
・ボールを使用した入れ歯（ボールアバットメントオーバーデンチャー）と比べると、インプラントの埋入本数が多くなる。

インプラントの上に義歯を装着する為、義歯と比べると安定性が格段に高いというのが一番の特徴です。
義歯は、歯の無い部分（粘膜）に乗せているだけなので動いてしまいます。
しかし、このインプラント義歯は顎の骨に固定原があるので動きません。

適度な刺激があることで顎の骨の退化が予防でき、安定性の向上、安心して物を噛んだりすることも可能です。

ボールを使用した入れ歯（ボールアバットメントオーバーデンチャー）

【構造】
主に下顎に適用される治療法です。
こちらもインプラントの義歯を考えていただければイメージしやすいと思います。義歯とインプラントの接合面をボールを使って固定される方式となります。

【メリット】
・義歯の取り外しが可能で、メンテナンス性が高い。
・介護者の負担を軽減できる。
・顎の骨の退化の予防。
・バータイプと比べ、インプラントの埋入本数が2本程度で済む。
・壊れてもすぐに修理ができる。

【デメリット】
・入れ歯に少し遊びがあるので、口腔内で動く場合がある。


義歯とインプラントはボールによって接合、固定されます。埋入インプラント数は2本程で済むので、バーを土台にした入れ歯（バーオーバーデンチャー）よりも簡単に治療をおこなうことができます。

磁石を使用したインプラント義歯

【構造】
義歯の固定に、磁石を使ったインプラント総入れ歯。
性能がよく、手術も簡単。費用も比較的安く済ませることができます。

【メリット】
・磁力を使うので安定しやすい。
・適度の外しやすさ。

【デメリット】
なし。

磁石で入れ歯を固定します。
長年使用しても磁力が弱まることはあまりありません。

固定式ブリッジ（All on 4）

【構造】
上顎、下顎もしくは上下両顎のに4本のインプラントを埋め込むだけで、お口の中の歯全体を固定式の義歯にすることができるインプラント治療法です。

【メリット】
・固定式のブリッジであるということ
・1日で歯が入る。
・骨のない人でも適応が可能で、応用範囲が広い
・脱入れ歯が可能
・通常のインプラントでは上顎もしくは下顎の歯がない患者様は10本～14本のインプラントを埋入します。All on 4では4本で済むので、遥かに安価で済む

【デメリット】
・お口や身体の状態により、受けられない場合がある。